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フェマーラ続き

[2008.07.20]

さて、フェマーラの話の続きです。

まず、そのデータがホームページ上に公開されたのが、2005年の終わり頃か、2006年の始め頃で、日本で乳ガンの保険適応薬として承認がおりたのが 2006年4月でした。まるで適応外の使用が広がりすぎると認可が降りなくなる心配があるから、と言わんばかりのタイミングでした。これは私の勘繰りすぎではないでしょう。そのうえ、排卵誘発剤としての使用以外の妊娠中に飲んでしまった人もまとめて十把ひとからげにしたデータも含まれています。

その後2006年にクロミフェンとフェマーラの奇形発生率を比較したデータも発表され、そのデータでは、明らかな差がないだけでなくフェマーラの方が少し低い、という結果でした。また、同じ年に多のう胞性卵巣症候群の人に対するクロミフェンとフェマーラの比較成績が報告され、妊娠率でフェマーラが倍くらいの数値を示していました。

2007年の日本産科婦人科学会ではフェマーラを使用した先生の報告が優秀賞を受賞していました。本当に心配な薬なら、学会が使用を禁止すると思いますが、今のところそんな勧告は出ていません。そういったことは製薬メーカーのホームページには当然載せられてはいません。

私は2004年頃から個人輸入でフェマーラを使用してきましたが、副作用も少なくて、クロミフェンのような良くない面(内膜が薄くなる、頸管粘液が少なく なる)が見られないなど、使いやすい、良い薬だと思っています。残念ながら、不妊治療の初期の段階で使用してきたため、排卵障害以外の原因が潜んでいる方 も多かったため、私の使用経験の中での妊娠率は6.5%(2/31)くらいですが…。もちろん、それでも心配な人には無理に薦めるようなものでもないの で、セキソビット、クロミフェンで駄目ならその次は注射という従来通りのステップアップでいいと思います。

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