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乳がん自己検診のすすめ

[2008.06.06]

マンモグラフィーが世間では万能のようにもてはやされていますが、有効性があきらかなのは50代以降です。日本人で一番乳がんの発生が多い40代に関して言うと、おそらく有効、というくらいです。生理がある間は乳腺が発達していてマンモグラフィーの診断が難しくなるからです。受けた方がいいに決まっていますが、40代では感度(腫瘍があって、それがみつかる率)が71%という話もありますので、残りの29%で遅れて見つかるということがないようにするためには、エコー(超音波)や月に1回の自己検診が重要と思われます。

乳房温存を望むのなら小さいうちにしこりが見つかるにこしたことはないのですが、命にかかわるかどうかは、2cm以内の大きさでしこりが見つかるかどうかによります。2cmならエコーではまず見つかりますし、自分で触診してもまずわかると思いますので、月に一度、生理が終わった直後か終わりかけの一番乳腺が張っていない時期に触診することを習慣にしてみてはどうでしょうか?お風呂あがりの5分でいいのです。当院でも自己触診法の指導を行っていますし、指先を敏感にするブレストケアグラブという補助用の手袋も販売しています。マンモ受けたけど1度受けたら痛かったし、という人も2年に1度のマンモだけで安心して何もしないより、まずは月に一度自分で検診を!そして少しでも気になったらエコーを受けていただくだけで見つかるものもあるかもしれません。

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