メニュー

子宝温泉の効用

[2010.07.09]

夏休みシーズンになり、旅行に行かれる方も多いと思いますので、日ごろのストレスを忘れて思いっきりリフレッシュして頂きたいと思います。そこで、温泉旅行の効用について医学的な報告などを考察しながら考えたいと思います。不妊に効く子宝温泉というのもよくありますが、本当なのでしょうか?

まず、温泉の効果として言われているのは温熱効果です。温めるということは子宮卵巣に行く血流を増やす、という意味がありそうです。当院で採り入れているサンビーマーや半導体レーザーも原理的には温熱効果を求めているものですから、これは大きいと思います。

続いて考えられるのが、心理的にストレスから解放される効用です。これは現実から離れてのんびりすることで心理的にも追い詰められた気持ちから解き放たれますので、またあらたに頑張ろうという勇気もわいてこようというものです。さらに、実はこれが免疫系に作用し身体的な変化も起こしていることが多いのです。温泉に長期滞在することで副腎から分泌されるステロイドホルモンが増加したという報告があります。ステロイドは、不妊治療でも時々内服薬として処方することがあり、NK細胞活性というのを下げたり、Th1、Th2というリンパ球の比を変化させたりして着床しやすくさせるという報告がありますので、温泉につかることで自然と着床しやすくなっている可能性があると考えられます。(漢方ではストレスがあると胸脇苦満という状態になり、そうした状態には補中益気湯や加味逍遥散などが効きますが、漢方を飲んでいるのと同じ効果とも考えられます)

妊婦となると、初期の温泉は流産や奇形につながるといった報告が海外であったりしたこともあり(発熱と同じリスクだというのです)、初期以外でも感染の危険性から長時間の入浴は避け1回に10分から15分以内の入浴がいいでしょうという報告もありますが。

よく俗に言われる「あきらめたら出来た」みたいな話は実際にはそう多くはありません。しかし、そうした話は実はストレスから解放されて心身の状態が安定したら出来たよ、ということの象徴、たとえ話なのだと思います。(もちろん現実にそういう人もいます)そういう状態に近づくのに、温泉は有効なような気がしています。

近くの伊香保温泉などの子宝の湯については今度実際に行ってレポートしたいと思っています。

HOME

スマートフォンに対応しています。

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME