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注射の排卵誘発剤が身近になります

[2008.10.15]

本日クリニックで新しい排卵誘発剤の自己注射用具、フォリスチムペン(糖尿病の方がインスリンを注射するのと同じような、自宅で注射していただけるペンタイプの道具です)の勉強会をしました。今までは注射の排卵誘発剤は、毎日通院があることだけで無理!という方が多かったのですが、これを使って頂くと通院に関する問題はクリアされます。費用に関しては1周期の自己負担という点では安くは無いですが(多分2万5千円から3万円くらい)、妊娠率でいうと、クロミッドなどの内服の倍くらいにはなると思いますので、やってみる価値はあると思います。注射でも少量から薬の量の調節ができるので双子以上の多胎になる確率やOHSSといって腹水が貯まったりして入院になる確率も従来の通院しての注射に比べると低くなることが予想されます(それでも10%くらいはあると思いますが)。

注射の痛みに関しても、患者さんの痛みは如何ほどかと、私も自分の腹にブスっと針を突き刺してみましたが、ほとんど痛くありませんでした。筋肉注射ではなく、皮下注射で大丈夫なのです。私のビール腹だから痛くなかった、という訳ではないと思いますので、誰でも少し練習すればできそうです。

クロミッドやフェマーラ、セキソビットであまり良好な卵胞が育たなかった方にはおすすめかと思います。詳しいことはクリニックの方で直接お訊ねください。

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