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妊娠初期の超音波NT計測

[2008.09.18]

妊娠初期(11週から13週くらい)の胎児で首のうしろの透明な部分を測ることが、スクリーニング検査として行われています。項部透明帯とか、項部透過性亢進などと日本語ではいいますが、英語の nuchal translucency (NT) と呼ばれることが多いです。

ダウン症の確率が高くなる、とか、心臓奇形の確率が高くなる、などの報告がありますが、いずれも厚さの度合いや年齢によってリスクの高さは違いますので、一律にすごく心配し過ぎる必要はないのです。

最終的に心配なら羊水を採って調べないといけないのですが、それにも検査のリスクがありますので、あくまでも確率の問題と開き直るくらいの余裕があったほうがいいと思います。医師の説明の仕方にもよるのだと思いますが、超音波でわかる妊娠中の異常はいいとこ4割くらいと言われてますので、半分以上のものは妊娠中はわからないのです。医学が進歩しすぎた故の贅沢な心配、悩みかもしれません。

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