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更年期障害の治療について

更年期障害とは

更年期障害とは更年期障害とは、ホルモンが大きく変調する更年期に、身体的・精神的な不調をきたす症状をいいます。自分一人だけで頑張ってしまったり、女性としての自信を喪失してしまう人は、症状がつらくなることがあります。 疲れやすい 、 吐き気・めまい・頭痛がある 、 汗をよくかく 、 眠りが浅い、寝つきがよくない 、 気分が滅入ることが多い、落ち込む 、 怒りっぽくなった、 顔が熱くなる、 身体が冷えやすくなった、手足・腰の痛み・肩こりがよく起こるようになった、息切れが起こりやすくなった、動悸が激しくなった、などの自覚症状がでてきましたら、当院にご相談ください。

更年期障害の診断

出ている症状が更年期障害かどうかの診断のためにはまず血液検査をします。エストラジオールという女性ホルモンと脳から出ているFSH,LHとい うホルモンを調べますが、月経がある人ではエストラジオールは周期により変動しますのでFSH、LHがより重要になってきます。この数値が10以上に上昇していれば月経の終わりが近いということの証明になり、FSHが20を超えていればほぼ閉経と考えてよいでしょう。これだけではっきりしない場合はAMH(抗ミュラー管ホルモン)という卵子の残存数を反映するというホルモンを調べることも可能です。

そしてFSHが上昇していた場合、すべてが更年期症状とは限りませんので、まずは「エストロゲンチャレンジテスト」というのをおすすめしています。とりあえず、まず女性ホルモン剤を使用して症状が軽快するかどうかみてみるのです。のぼせはよくなったが不眠は変わらないという場合、不眠の方はストレスなど環境因子から来るものの可能性が高く更年期による症状だけではないと考えられる、ということになります。(もちろんホルモンがいやだ、という方には漢方などから始める方法もありますが、これはあくまでテストですので、1回試してから次回以降、漢方などの治療に移ることが可能ですし、1回だけホルモン剤を使用して乳がんなどの癌になることはありません)

当院の治療方針

更年期の治療として代表的な「ホルモン補充療法」にも積極的に取り組み、従来の飲み薬による治療よりもリスクが少なくなるように、貼り薬や塗り薬、弱めの飲み薬と他の薬(自律神経調節薬や循環改善剤や安定剤、漢方、サプリメントなど)との組み合わせをご提案します。 子宮脱、老人性膣炎など 老年期のトラブルに対してもペッサリーという膣に入れるリングで子宮脱を矯正したり、老人性膣炎や慢性的な膀胱炎に漢方薬なども取り入れています。

【ホルモン補充療法について】

更年期障害の治療というとまず思い浮かぶのはホルモン補充療法だと思います。ホルモン補充療法というと癌が(特に乳がんが)心配だ、という方も多いと思います。しかし一口にホルモン補充療法といっても種類がいくつもあり、海外で乳がんの発生率が26%増えるというデータが出たのはプレマリンとプロベラという合成ホルモン剤と黄体ホルモンの組み合わせを内服する、というやり方です。これについても、5年間飲み続けてのデータということと外国人のデータであるということの問題が指摘され、そのまま日本人にあてはめて考えていいのかという疑問が出されています。日本人ではホルモン補充療法をしても乳がんは増えない、というデータも厚生労働省の研究で最近報告されました。もちろん食生活の欧米化で乳がんそのものは増えていますし、日本人がホルモン補充療法をしても本当に乳がんが増えないのかの結論は出ていませんので、慎重に対処する必要があります。

しかし、これまでの経験から当院では、本当に長期にホルモン剤を必要とする方はそれほど多くないのではないか、と考えていますので、乳がんの発生に影響しないであろう1、2年の間の本当につらい期間だけホルモン剤(それもなるべく合成ではない天然型のものの貼り薬や軟膏〔これらは飲むホルモン剤よりも血栓症のリスクが低いとされています。〕)を使用し、段階的に漢方やサプリメントに移行していくことをおすすめしています。また、長期に使う場合はホルモン剤の中でも、乳がんの発生率は増やさないであろう弱めの薬(他のホルモンとの混合製剤の注射や、内服でもエストリオールというもの)を使用するように工夫しています。

せっかくつらい症状から解放されたのに癌の心配で暗い顔になるようでは意味がありません。漢方やサプリメントもかなり即効性が期待できる場合もありますので、そうしたものも併用しながら複合的な治療を行い、皆様の不安を取り除きたいと考えています。

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